東京の「狭小住宅」で後悔しないための3つの鉄則
- 翼 伊波
- 4月7日
- 読了時間: 3分

東京で家を探していると、「この広さで、この値段か…」ってなること、ありますよね。土地20坪以下なんて当たり前、場合によっては15坪以下という土地も普通に出てきます。
そんな中で狭小住宅を選ぶ方が増えているんですが、住み始めてから「あ、ここ失敗したな」という声もよく聞くんです。せっかくの家なので、そういう後悔はできるだけ減らしてほしくて、今回この記事を書きました。
鉄則① 収納は「量」より「場所」で考える
狭小住宅の設計あるあるなんですが、「とにかく収納をたくさん作ろう」ってなりがちなんです。気持ちはすごくわかります。でも、いざ住んでみると使いにくくて結局物が出しっぱなし、なんてことが起きやすい。
収納って、量より「どこにあるか」のほうが大事だったりします。キッチン周りのものはキッチンの近くに、洋服は着替える場所の近くに。当たり前に聞こえるかもしれないけど、設計の段階でここをちゃんと詰めておくと、住み始めてからの快適さがかなり変わります。
鉄則② 縦に伸ばすなら、階段を味方につける
狭小住宅といえば3階建て、というケースも多いですよね。縦に空間を作るのは合理的な選択です。ただ、3階建てって若いうちは全然平気なんですが、年齢を重ねると意外と堪えます。毎日何度も階段を上り下りする生活、20年後の自分を少しだけ想像してみてください。
急すぎる階段を避ける、踊り場を作るなど、上り下りしやすい設計にしておくことが大事です。階段って後から変えにくい部分なので、設計の段階でちゃんと向き合っておきたいところです。
それと、せっかく階段を作るならスケルトン階段(透かし階段)にするのもおすすめです。蹴込み板(足元の板)をなくして光と視線が通るようにすることで、階段が「仕切り」ではなく「空間の一部」になる。狭小住宅で詰まりがちな縦の空間が、ぐっと広く感じられるようになります。コストは少し上がりますが、視覚的な開放感への効果はかなり大きいです。
鉄則③ 「光の取り方」を設計で工夫する
採光の話になると「北向きは暗い」というイメージを持つ方も多いんですが、東京の狭小住宅に限って言えば、北向きにはむしろメリットがあることも。
北側斜線の制限が南向きより緩いため、建物を高く・大きく建てやすく、容積率をめいっぱい使えるケースが多いんです。つまり部屋数や面積を確保しやすい。採光は、窓の向きより窓の位置と設計の工夫でカバーできます。
たとえば高い位置に窓を設ける「ハイサイド窓」、屋根から光を落とす「トップライト(天窓)」、空間をつなげて光を通す「吹き抜け」——こういった工夫を組み合わせれば、方角に関係なく明るい家は作れます。「北向きだから暗い家になる」ではなく、「どう光を取り込むか」を設計者と一緒に考えることが大事です。
狭小住宅って、設計の良し悪しが普通の家以上にダイレクトに暮らしに出ます。でも逆に言えば、ちゃんと考えて作れば、小さくても豊かに過ごせる家になるんです。実際そういうお家、たくさん見てきました。
「うちの土地でどんな家が建てられるんだろう?」と気になった方は、気軽に話しかけてみてください。一緒に考えましょう。ご相談はLINEから。




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