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私がお客様の「購入」を全力で止めたケース3選

  • 執筆者の写真: 翼 伊波
    翼 伊波
  • 4月7日
  • 読了時間: 4分


不動産屋って、物件を売ってなんぼだと思われがちです。

たしかにそういう側面はあります。ただ私たちは違います。

「この物件はやめたほうがいい」とお客様に伝えたことがこれまで何度もあります。

今回はその中から3つ、実際にあったケースをご紹介します。


ケース① 見た目はきれいなのに中身がボロボロだった築古戸建て

内覧のときの第一印象は悪くなかったんです。壁紙も張り替えられていて、水回りも部分的にリフォームされていて、「古いけどちゃんと手入れされてるな」という印象でした。

お客様も気に入っていて、かなり前向きな雰囲気でした。

ただ、気になることがあって床を歩いたときの感触と、なんだけじめっとした臭い。

念のため床下と屋根裏を確認させてもらったんですが、そこで出てきたのがシロアリの被害痕、雨漏りの跡、そして一部の構造材の腐食でした。

複数の問題が重なっている状態で、修繕費用を概算するとかなりの金額になることがわかりました。表から見える部分だけきれいにされていて、見えない部分には手が入っていなかったんです。お客様には全部お伝えしました。

「それでも購入されたいのでしたら止めません。ただ、この費用が追加でかかることは覚悟してください」と。。。結果的にそのお客様は購入を見送って、別の物件で納得のいく買い物ができました。

築古戸建ては、見た目だけで判断しないでほしいです。表からは見えない部分に何があるか、できる範囲で確認することがとても大事で、気になる物件があればぜひ一緒に確認しながら進めましょう。

状態によってはインスペクションを入れることも必要かと我々は考えます。



ケース② 「絶対上がる」と信じて買おうとした投資目的の一室

都内のあるマンションの一室を、「資産価値が上がるから」という理由で購入しようとしていたお客様がいました。

話を聞いてみると、その根拠がSNSで見たエリア情報と、営業マンの明確な根拠なんて全くないトークだけだったんです。実際に周辺の取引事例を調べてみると、過去数年では言うほど動いていないエリア。細かく計算していくと管理費と修繕積立金も年々上がっていて、賃貸に出してもキャッシュフローがほぼ出ない計算でした。

「今すぐ買わないと無くなります」という言葉に背中を押されていたようでしたが、その言葉が出た時点で少し立ち止まってほしいんです。焦らせてくる話には、だいたい理由があります。

また、投資不動産を購入した後に住宅ローンで自宅購入を検討されているお客様は住宅ローンが通りづらくなる可能性もあります。

自宅購入を検討されているお客様は購入する順番をじっくり考えてからが良いかもしれません。



ケース③ 隣地に建物が建つことを知らずに買おうとしていたケース

日当たりがその方にとって大事なポイントでそこが気に入っており、かなり気持ちが固まっていたお客様でした。

ただ、私は隣が空き地になっていることが気になっていて詳しく調べてみると、建築計画がされていました。その空き地を所有している方に話を聞いてみると3階建ての建物が建つ予定で、そうなると今の日当たりが大きく変わることが明らかでした。

お客様はそのことを知らなかった。「教えてもらわなければそのまま買っていた」と後から言っていただきました。

物件そのものだけじゃなく、周辺で何が起きているかも含めて確認するのが私たちの仕事だと思っています。

「止める」のも、仕事のうちだと思っています。

3つのケースに共通しているのは、「今買わないほうがその人のためになる」という判断があったことです。

売上より大切にしたいのは、お客様が数年後に「あのとき相談してよかった」と思えること。そのためなら、止める勇気も持ちたいと思っています。

何かお悩みがある方は、買う買わないに関係なく、公式LINEからお気軽に相談してみてください。1円も損させません。

 
 
 

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